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観光

マルタ留学の第一歩!マルタ島の魅力を徹底解説します!

公開日 2023年12月12日 最終更新日 2023年12月12日

みなさんは語学留学やバカンスの渡航先として最近人気のマルタについてどの程度知っていますか?

なんとなく聞いたことがあっても、あまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、マルタに詳しすぎるマルタマルタドットコムが、知識を総動員し、以下の通りにまとめてご紹介します!

  • ・留学費用の安さだけじゃない!マルタの魅力について
  • ・マルタ留学中に訪れるべき!マルタ島内の魅力的な都市や地域について

マルタ留学を検討中の方も、マルタってどんな国!?と疑問に思ってる方もこれを見れば、マルタマスター!

何でそんなに人気なの?マルタの魅力とは

EU加盟国の中で最も小さな国マルタは、地中海の真ん中に浮かぶ島国です。

イタリアのシチリア島から90キロほど南にあるこの国は、美しく青い地中海に囲まれたリゾート地としても人気です。

5,000年前の古代遺跡もあれば中世の要塞都市もあり、小さい国の中に魅力がてんこ盛りなのが特徴。

国の総面積はおおよそ東京23区の約半分ほどで、マルタ島・ゴゾ島・コミノ島の主に3つの島で成り立っています。

それではここからマルタ島の魅力を存分にご紹介していきます◎

マルタの魅力①:穏やかで温暖な気候

地中海の真ん中にあるマルタの気候は、典型的な地中海性気候。

マルタの気候は大きく分けて、乾期と雨期の2つで構成されています。

春や秋の特徴はなく、特に秋は夏の終わりから秋を飛ばして冬になったと感じることが多いのが、マルタの気候の特徴です。

乾期: 春から夏にかけて雨が少ない

マルタの夏は気温が高くて日差しは強いものの、からっとしていて湿度は低め。

日が落ちると夜でもうだるような暑さが続く日本とは異なり、海からの涼しい風が島に吹き込み、夏でも非常に過ごしやすい気候となります。

日本だと、沖縄の気温と日差しの強さから湿度を除外して、さらに台風も来ないといった理想的な天候のため、夏の間はヨーロッパのビーチリゾートと人気です◎

雨期: 秋から冬にかけて雨がぱらつく

11月〜3月がマルタの雨期。

その名の通り、雨が降ることが多く、日本の秋や冬と同じくらい日が短いです。

雨期というと、日本の梅雨やスコールのような天気を想像される方が多いですが、マルタの雨期は雨がパラパラと降ったり止んだりを一日中繰り返しているのが特徴です。

暑さが和らいだ雨期の間は中世の町並み散策や古代遺跡巡りをして過ごすのがおすすめ◎

マルタの魅力②:英語を学びつつ、多国籍な言語にも触れることができる

マルタの公用語はマルタ語英語の2カ国語。

マルタには世界中から人が訪れるため、語学学校や町中では、英語やマルタ語以外の言語で話す方も多くいらっしゃいます。

学校や学生寮で、2か国語以外の言語に触れる機会があるのも語学留学ならでは。

また、マルタでなぜマルタ語のほかに英語が公用語として用いられているかというと、1814年から1964年までの150年間、マルタはイギリスの植民地配下だったためです。

イギリスの植民地配下といっても、占領されていたわけではありません。

ナポレオン率いるフランス軍に占領されたマルタをフランス軍から解放したのがイギリス軍。

多くのイギリス人がマルタに移住した結果、マルタは英語が公用語になりました。

今でもその名残があり、マルタではマルタ語と英語が公用語として使われています。

また、マルタ語は巻き舌で抑揚をつけながら話すのが特徴。
いろいろな国の言葉が混ざっているから、フランス人やイタリア人、アラビア語を話す人も一部マルタ語を聞き取れたりするよ!

一番近いのは、チュニジア人の話すアラビア語だといわれているよ!

マルタの魅力③:街が世界遺産!?多くの歴史に触れられる

@Viewingmalta.com

マルタの首都であるバレッタは、ヨーロッパの三大騎士団ひとつ聖ヨハネ騎士団が築いた中世の町並みがそのまま残されている要塞都市です。

バレッタは町がまるごとユネスコの世界遺産に登録されており、大小合わせて365もの教会があることでも有名。

バレッタだけでも見どころ満載ですが、マルタの見どころはバレッタだけではありません。

マルタの歴史は遡ることなんと7000年。

島の中にはピラミッドよりも古い紀元前4000-紀元前3000年代の貴重な巨石神殿や地下神殿が今もマルタ島とゴゾ島に残されており、これらは世界最古の建造物の一つだといわれています。

神殿の多くが世界遺産に指定されていて、神殿から発掘された貴重な出土品の多くは、バレッタの国立考古学博物館でご覧いただけます。

バレッタは17世紀のイギリスの首相ディズレーリが
紳士のために紳士によって作られた町(A city built by gentlemen for gentlemen)」と表現した町なんだって!

マルタの魅力④:地中海からの恩恵!美味しい食事とワイン

マルタでは、新鮮な魚介はもちろんのこと、温暖な気候の下で育ったトマトやオリーブをふんだんに使った地中海料理が多く食べられています。

またイタリアに近い立地であることから、イタリア料理の影響も非常に多く受けています。

地中海料理もイタリアンもとても美味しいですが、マルタで忘れてはいけないのは伝統的なマルタ料理。

マルタ料理ってどんなの?と思う方が多いと思いますが、伝統的なマルタ料理として一番最初に名前があがるのはウサギ料理です。

ウサギのガーリックソテーやシチュー、パスタなどマルタでは様々なメニューでウサギが食べられています。

また、お肉よりもお魚!という方にお勧めなのがアリオッタというフィッシュスープ。

アリオッタはマルタ近郊でとれた魚介と野菜を使った魚のうまみが凝縮された魚介の出汁が濃厚なトマト風味のスープで、日本人の舌によくマッチしています。

また生産本数は少ないものの、クオリティの高いワインを作っているワイナリーも多く、ワイン好きには堪らないマルタ産のワインもたくさん味わうことができます。

同じく大量生産はされていないものの、高品質のオリーブやチーズ、ハムなどがスーパーのデリコーナーに沢山ありますので、気になるものをいくつか買ってきて、マルタワインと一緒に楽しむことができます。

そのほかにフッティーラと呼ばれるマルタのパンは、
ユネスコの無形文化遺産にも登録されているよ!

マルタの魅力⑤:留学中に小旅行に行きやすい!

日本から遠く離れた地へ留学したら語学の勉強はもちろんのこと、ホリデーや休日を使った旅行も醍醐味の1つ。

マルタといえば、ヨーロッパの国々へのアクセスが抜群!

嬉しいことにマルタにはLCCが複数乗り入れているため、お得な価格で航空券を購入してヨーロッパ各地を旅行することが出来ます。

日本からはハードルの高いヨーロッパ旅行も、マルタ留学中に行けば、ハードルも低く、お得に訪れることができるのでおすすめ◎

せっかくなら、マルタ留学中に、思いっきり羽を伸ばしてみませんか?

マルタ留学中に訪れるべき!バレッタのおすすめスポット

@Viewingmalta.com

聖ヨハネ騎士団によって築き上げられた要塞都市バレッタは、現在はマルタの首都として、毎年多くの観光客で賑わっています。

シティゲートからヴァレッタの先端まで約2kmほどの小さな町なので、景観を見ながら歩いて散策するのに最適な距離となっています。

町中にはヨーロッパの人が大好きなテラス席を設けたカフェやレストラン、バーが多く軒を構えています。

散策に疲れたら、気になるお店で一息つくのもおすすめです◎

ちなみに、バレッタの市名の由来は、建設当時の騎士団長ジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレットにちなんで命名されたよ!

バレッタは歩いているだけでも楽しめる町ですが、絶対に押さえておいてほしい、おすすめのスポットがいくつかあるのでご紹介します!

バレッタのおすすめスポット①: アッパー バラッカ ガーデン

@Viewigmalta.com / Daniel Malinowski

アッパーバラッカガーデンは、バレッタのメインゲートを入って徒歩2〜3分くらいの場所にある地元の方やツーリストの憩いの場となっている公園です。

公園内からは目の前に広がるグランドハーバーが一望でき、対岸にはスリーシティーズと呼ばれる、騎士団がバレッタに拠点を移す前に本拠地として利用していた町が広がっています。

クルーズ船ターミナルの真上にあるため、タイミングが合えばグランドハーバーに入ってくる巨大なクルーズ船を間近で見られるかも。

アッパーバラッカガーデンでは、お昼の12時と夕方の16時に礼法が発砲されます。

日本ではなかなかお目にかかれない大砲の発射シーンは、迫力満点!

公園内には食事が出来るKIOSKもあるので、歩き疲れたらお茶をしたりランチを取る事もおすすめです◎

  • 【アッパーバラッカガーデンの詳細情報】
  • ・住所:292 Triq Sant’ Orsla, Il-Belt Valletta
  • ・営業時間:7:00〜22:00 
  • ・定休日:なし (イベントの開催などによって変更あり)
  • ・入場料:無料 (上りエレベーターのみ、利用料1ユーロ)

バレッタのおすすめスポット②:聖ヨハネ大聖堂

©viewingmalta.com

カトリックの宗教騎士団、聖ヨハネ騎士団が築き上げたバレッタの象徴的な場所といえばここ、聖ヨハネ大聖堂です。

バレッタのメインストリートのリパブリック通り沿いにある聖ヨハネ大聖堂は、外観は特に装飾もなく簡素な作りになっていますが、建物の中に入ると外観とはかけ離れた豪華さに驚かされます。

聖ヨハネ大聖堂の中に入ると、キラキラと輝いている豪華絢爛な装飾が施された柱や壁、天井全体に描かれたフレスコ画の凄さに圧倒されます。

また足下を見ると、床一面には畳1畳弱サイズのドクロや家紋のような紋章が掘られた大理石が敷き詰められているのが目につきます。

これは騎士たちのお墓(墓標)になっており、その数なんと約400名!

今でもその下に当時の騎士たちが眠っています。

墓標の上を歩いていいの!?
となるかもしれないけど、大理石に傷をつけないような靴だったら問題ないよ!

聖ヨハネ騎士団は、イタリア、フランス、プロバンス、アンゴラ、ドイツ、アラゴン、カスティーリャレオン&ポルトガルといった、ヨーロッパの8つの地域と言語の出身地たちが集まった団体でした。

大聖堂内にはそれぞれの地域と言語の礼拝堂があり、彼らは言語ごとに持っていたオーベルジュ(宿舎)で寝泊まりをしていました。

一つ一つ非常に凝った装飾が施されていて、各礼拝堂や大聖堂内について詳しく解説してくれる日本語のオーディオガイドを聞きながら見学できます。

大聖堂見学の時に忘れてはいけないのは、イタリアの巨匠カラヴァッジオの傑作『聖ヨハネの斬首』と『執筆する聖ヒエロニムス』。

特に『聖ヨハネの斬首』はカラヴァッジオの最高傑作の一つだといわれているよ!
これは必見だね!

また、カラヴァッジオは短い期間でしたが、聖ヨハネ騎士団の騎士だった事がありました。

そのことが非常に誇らしかったのか、『聖ヨハネの斬首』はカラヴァッジオの作品で唯一、本名でサインがされている作品だといわれています。

そして、大聖堂内の天井一面に描かれたフレスコ画は、マティア・プレッティによる作品。

マティア・プレッティは、カラヴァッジオ派の画家で、イムディーナ大聖堂にも作品を残し、マルタの宗教美術に大きく貢献しました。

大聖堂内の階段をあがってバルコニー階に行くと、天井の作品をじっくり見学することが出来るのでおすすめです◎

聖ヨハネ大聖堂はとにかく見どころが盛りだくさん!
しっかり時間を取って見学に行くことをお勧めします!

  • 【聖ヨハネ大聖堂の詳細情報】
  • ・住所:St John’s Square Valletta, VLT 1156
  • ・営業時間:09:00-16:45(最終入場 16:15) 
  • ・定休日:日曜・祝祭日
  • ・入場料:大人15ユーロ

バレッタのおすすめスポット③:国立考古学博物館

©viewingmalta.com

バレッタは騎士団が築いた町のため、どうしてもヨハネ騎士団の歴史や遺跡に目が行きますが、歴史が7000年あるこの島には約5000年前の古代神殿が何基も発掘されています。

そのうちの6基と、住宅街の中から見つかった地下神殿がユネスコの世界遺産に指定されているんだ!

そんな古代神殿から発掘された非常に貴重な出土品が、バレッタの国立考古学博物館に展示されています。

国立考古学博物館に展示されているのは、紀元前5900年ー2500年頃のマルタの新石器時代の出土品と、現在のマルタに非常に大きな影響を与えた紀元前8-6世紀頃のフェニキア時代の遺物。

その中でも、地下神殿ハル・サフリエニのハイポジウムから見つかった小さな女性の像『スリーピング・レディー』はその保存状態の良さから、とても5000年以上前のものとは思えない貴重な遺跡。

女神信仰だった古代マルタの神殿から出てきた遺跡は、ふくよかな女性にまつわるものが多く非常に興味深いです。

また、考古学博物館の見どころは展示品だけではありません。

バレッタのど真ん中、リパブリック通りに面したこちらの博物館は、プロヴァンス出身の騎士たちが使用していたオーベルジュ。

壁や天井一面に装飾が施されたグランド・サロンもあわせて見学が可能です。

考古学博物館は、地下神殿ハル・サフリエニのハイポジウムや島内の巨石神殿とあわせて見学することをおすすめします!

  • 国立考古学博物館マルタ (National Museum of Archaeology)の詳細情報
  • ・住所:Auberge de Provence, Republic Street Valletta
  • ・営業時間:10:00-18:00 (最終入場17:30)
  • ・定休日:グッドフライデー、12月24日・25日・31日、1月1日
  • ・入場料:大人5ユーロ

騎士団の軌跡が残る『スリーシティーズ』

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スリーシティーズは、マルタにある3つの町(ヴィットリオーザ、セングレア、コスピークア)の総称で、バレッタの対岸に位置しています。

このエリアは、聖ヨハネ騎士団がオスマン帝国にロードス島を追われた後、最初の拠点として選んだ場所です。

バレッタからは陸路またはグランドハーバーを渡る水路を通ってアクセス可能です。

特に天気が良い日には、フェリーやボートで海を渡るのがおすすめ◎

スリーシティーズの町並みは狭い路地が入り組んでおり、古いマルタの雰囲気が残っています。

騎士団時代のオーベルジュ(宿舎)、民家、小さなホテルが路地に点在し、落ち着いた観光が楽しめます。

ヴィットリオーザとセングレアの先端には、グランドハーバーとバレッタを一望できる聖アンジェロの砦とヴェデッテの見張り台があります。

聖アンジェロの砦の最上階からは、スリーシティーズとバレッタの絶景が望めるので、訪れる際にはぜひ立ち寄ってみてください!

  • 聖アンジェロ砦(Fort St. Angelo)の詳細情報
  • ・住所:Fort St Angelo, Vittoriosa (Birgu)
  • ・営業時間:10:00-18:00 (最終入場17:30)
  • ・定休日:グッドフライデー、12月24日・25日・31日、1月1日
  • ・入場料:大人10ユーロ

静寂の町、古都『イムディーナ』

©viewingmalta.com

イムディーナは、バレッタ建設前のマルタの首都で、内陸に位置する歴史ある町。

870年頃、アラブ支配下で城壁と堀に囲まれた現在の形が形成されました。

騎士団のバレッタへの遷都後、「静寂の町」または「サイレントシティー」と呼ばれるようになり、現在は約250人が居住しています。

日中は観光客で賑わいますが、夜は静かになります。

町には魅力的なレストランがあり、夜の散策もおすすめ◎

アラブと中世ヨーロッパの雰囲気が残るこの町では、カロッチンと呼ばれる馬車での町の周遊も楽しめます。

そんな町中で一際目立つ建造物が聖パウロの大聖堂

聖パウロの大聖堂は、マルタにキリスト教(ローマン・カトリック)を伝えた聖パウロに捧げられた教会です。

バレッタの聖ヨハネ大聖堂ほどの華やかさはないものの、細部にわたる緻密な装飾が特徴の趣深い空間を持っています。

教会に隣接する博物館では、貴重な聖具や教会に関する資料の展示があり、見学が可能です。

  • 聖パウロの大聖堂 (St Paul’s Cathedral)の詳細情報
  • ・住所:St Paul’s Square Mdina
  • ・営業時間:月〜土 9:30-17:00 日 15:00-18:00
  • ・定休日:不定休(大聖堂都合による)
  • ・入場料:大人10ユーロ

イムディーナの城壁外に位置するラバトには、ローマ時代のモザイクを展示する博物館や、聖パウロがマルタ滞在時に過ごしたとされる洞窟があるんだ!

バレッタとは異なる歴史的な町並みが特徴的だから、イムディーナ訪問の際にラバトも合わせて訪れてみてね!

マルタの魅力まとめ

@Viewingmalta.com

日本にはない雰囲気や特徴を持つマルタは、みなさんにとって、とても魅力的で

一度は行ってみたい!と思っていただけたのではないでしょうか。

観光するだけじゃもったいない!

せっかく観光するなら、あわせて語学留学もしてみませんか?

マルタ留学をする際には、今回ご紹介したマルタのおすすめスポットにもあわせて足を運んでみてください。

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