マルタ留学中の怪我や病気の対応方法 | 気になる海外旅行保険について
Update 2024.09.03
マルタ留学中に体調を崩したら…と不安になる方も少なくないはず。
慣れない環境に身体が追いつかずに体調を崩してしまう。といった方も中にはいらっしゃいます。
日本では風邪を引いたり、熱が出たりしたら保険証を持って病院に行きますが、海外渡航中はどうすれば良いのでしょうか?
こちらの記事では、マルタ留学中に万が一体調を崩した場合の対処法についてご紹介します。
Contents
マルタの医療レベルについて
海外で病院にかかるとなった際に不安に思うのが、医療技術について。
日本で病院にかかったことは1度はあるかと思いますが、もしマルタ留学中に体調を崩したり、ケガをしてしまったら…?と考える方も少なく無いはず。
結論からお伝えすると、マルタの医療レベルは高いです。
外務省の「世界の医療事情 マルタ共和国」のページには、以下の内容が記載されています。
- ・マルタはイギリスから絶えず先端医療技術が導入されており、他の西欧先進国同様に高い医療レベル
- ・多くの医師はイギリスで専門医療資格を取得している
- ・日本語の通じる医療機関はなし。医療スタッフもほとんどが英語を話す
- ・薬局は月曜から土曜の8時から19時まで営業しており、日曜も交代制で営業しているので安心
マルタはヨーロッパ内でも医療レベルが高く、病気やケガの治療を目的に訪れる「メディカルツーリズム」でも知られています。
マルタの公用語は英語とマルタ語ですが、医療スタッフのほとんどが英語を話せるため、病院内の表記も全て英語ですので、迷うことはありません。
また、マルタの薬局は日曜日や祝日も交代制で営業しているため、緊急時に薬が必要な際や軽い診察を受けたい時でも安心です。
薬局の営業時間や場所については、以下のページでご確認ください。
万が一に備えて、海外保険に加入することをおすすめします
万が一、体調を崩したりケガをしたときに気になるのは、診察や治療費について。
日本では保険証を提示することで、診察や治療費の自己負担額を抑えることができますが、海外では日本の保険証が使えないため、海外の病院で診察や治療を受けると、費用が高額になりがちです。
なかには、治療費を払うために家を売らざるを得なかったケースがニュースで紹介されたことも。
「普段はあまり風邪を引かないから大丈夫。」と思っていても、予期せぬ事故に遭う可能性もあります。
そのため、マルタマルタでは日本を出発する前に、任意で海外留学傷害保険に加入することをおすすめしています。
マルタマルタはAIG損害保険の代理店なので、保険のご案内も可能です
マルタマルタがご案内しているのは、AIG損保の海外留学傷害保険。
この保険に加入すると、「Doctors Me」というスマホから日本語でヘルスケア相談ができるサービスを利用できます。
「病院に行くほどではないが、ちょっと相談したい。」
「海外で処方された薬が心配。」
といった時には、このサポートが役に立ちます。
(保険加入者限定の無料サービスで、24時間対応、日本語での案内が受けられます。)
マルタマルタは、AIG損害保険の代理店を22年間続けており、保険のご案内も可能です。
マルタ留学留学+保険のご加入頂くことで、通常のサポートに加えて保険会社としてもサポートが出来るようになるため安心度が更にアップします。
保険に関するカウンセリングも随時しておりますので、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい。
保険の加入の有無についてはご契約時にお伺いしますが、万が一に備えて加入することをおすすめします。(加入は任意ですので、強制ではありません。ご安心ください。)
AIG損保の海外留学傷害保険では、病院で必要な費用だけでなく、次のような費用も保険申請の対象となります。
- ・マルタへのフライトや帰国時の飛行機が大幅に遅延した
- ・荷物が盗難にあった
- ・カメラや携帯を落としてレンズを壊してしまった(修理が必要な場合)
- ・スーツケースが壊れてしまった(自分で壊した場合は対象外です)
- ・不慮に相手にケガをさせてしまった
- ・寮を水浸しにしてしまって損害賠償請求することになった場合の対人・対物補償
また、海外旅行保険や海外留学保険に加入していれば、治療時に通訳サービスを利用できるので、安心です。
最近では、クレジットカードの付帯保険も治療費のカバー金額が上がって便利になりましたが、クレジットカード付帯の保険と、任意で加入する保険は同じではありません。
日本を出発した後からでは加入できない保険や、マルタ留学中に病気や怪我が発生してからでは遅い保険もありますので、事前に確認してから保険に加入しておくことをおすすめします。
日本だと診療所のような、GP(General Practitioner)とは?
日本で風邪を引いた場合は内科にかかりますよね。
また、耳の調子が悪くなった時には耳鼻科にかかることが多いと思います。
日本では、開業医の専門が細かく分かれているため、どの診療科にかかるかを調べてから予約し、予約が取れたら病院を訪れるという流れが一般的です。
では、マルタではどうするのでしょうか?
マルタでは、一般開業医(GP: General Practitioner)と呼ばれるお医者さんのところに行きます。
GPとは英国で生まれた制度で、プライマリ・ケアを担当する一般医または総合医のことを指します。
日本語では「一般医」、「家庭医」、「総合診療医」などと訳され、地域に密着して住民の一次医療をほとんどすべて担当する医師を意味します。
そのため、マルタでは歯のトラブル以外はまずGPに診てもらうのが一般的です。
もしマルタ留学中に体調を崩した場合は、通っている語学学校のスタッフに相談すると、最寄りのGPを紹介してくれます。
多くのGPは薬局内にオフィスを構えているため、学校からの案内でも薬局に行くように指示されることが多いです。
病院というよりも、薬局内の個室でお医者さんが診察してくれるイメージです。
診察料と処方箋代を合わせて、通常は15ユーロ前後。
薬局内で診察を受けられるので、その場で薬も受け取ることができて便利です。
【症状別】マルタで病気やケガをしたときの対処法
では実際に、マルタ留学中に病気やケガをしてしまった場合、どこに行けばいいのか、何をしたらいいのかといったことを以下で詳しくご紹介します。
基本的には学校で紹介してもらって近くのGPに診てもらうといった流れになりますが、
そのほかの対処法についても解説していくので、参考にしてみてくださいね。
① 軽い体調不良で薬だけ欲しい場合
「少し風邪っぽいけど、お医者さんに行くほどではないかな?」と思う時は、マルタの薬局で市販薬を購入することができます。
日本と同じように、マルタの薬局でも風邪薬、頭痛薬、胃薬、鼻炎薬などの市販薬を、お医者さんにかからずに手に入れることができます。
そのため、軽い症状であれば、薬局で市販薬を購入するのが便利です。
ただし、市販薬だけを薬局で購入した場合は、保険の対象外となることが多いため、注意が必要です。
保険を使いたい場合は、薬局にいるGP(一般医)に診察してもらい、処方箋を書いてもらうようにしましょう。
② 風邪が治らない時や大きなケガをした場合(大病院での治療)
治療が長期間長引いたり大きなケガをした際は、GP(General Practitioner)はもちろんですが総合病院で診てもらうことができます。
また、留学保険に入っていれば、病気やケガに対してプライベートクリニックも利用できるので安心です。
もし何か心配なことがあったら、まずは学校のスタッフに相談してみるのがおすすめです。
急を要する場合は、112番に電話をして救急車を呼ぶのがベスト。
救急車を利用すると、多くの場合、国立のマタデイ病院に運ばれることになります。
- Mater Dei Hospital(マタデイ病院)
- 所在地: Msida, MSD 2090
- 代表電話: 25450000
- URL: https://materdeihospital.gov.mt/en
大きな病院に行く必要がある場合は、セントジェームスホスピタルが便利です。
マルタ人は医療費が無料なので、マタデイ病院を利用することが多いですが、保険に加入している外国人(日本人を含む)は、セントジェームスホスピタルを利用すると良いでしょう。
比較的空いていて、24時間いつでも適切な治療を受けられますので、おすすめです。
夜間や土日祝日などでも、以下のURLからチャットサポートを利用して状況を伝えると、約3分で「1時間後に来てください」などの適切なアドバイスを受けられるので安心です。
- Saint James Hospital(セント・ジェームス病院)
- 所在地: George Borg Olivier Street, Sliema SLM1807
- 代表電話: 23292003、99843542
- URL: https://stjameshospital.com/
③ 自力で病院に行くのが難しい場合
緊急性が高い症状の場合は、迷わず救急車を呼びましょう。(112番に電話)
そのほかの手段として、マルタではお医者さんが自宅まできてくれる「往診サービス」を予約できます。
自分で病院に行くのが少し大変な時には、往診サービスを利用することもおすすめします。
往診料はだいたい20ユーロ前後+治療費となりますが、体調が悪い時にタクシーやバスでGPまで行くよりも、往診をお願いする方が心も体も楽かもしれません。
もし往診を希望する場合は、気軽に学校のスタッフに相談してみてください。親身になって対応してくれるはずです。
④ 歯医者にかかりたい場合
歯のトラブルに関してはGPの診療外となるため、もしマルタで歯が痛くなってしまったら学校のスタッフに歯医者を紹介してもらいましょう。マルタの歯医者で診察を受けることができます。
街中の歯医者で対応が難しく、口腔外科の専門医が必要な場合は、メイター・デイ病院(マタディ病院)やその他の近隣の専門歯科での治療を紹介されることもあります。
また、留学保険に歯科特約が付いていない場合、歯の治療費は基本的に自費となりますが、一般的な虫歯の治療であれば50ユーロ−100ユーロ以内で済むことが多いです。
治療費が心配な方は、予約時に費用について問い合わせてみることをおすすめします。
マルタ渡航後によくある質問
Q1. 持病があるのですが、マルタで薬の入手は可能でしょうか?
マルタで薬を購入することは可能ですが、持病がある方は、留学前に日本のお医者さんに相談して、必要な薬を持参することをおすすめします。
もし、長期留学中に薬が切れてしまったら?と不安に感じるようでしたら、事前に日本のお医者さんにお願いして、英文の処方箋を用意してもらうと安心です。
その処方箋をマルタのGPに持っていくと、現地で手に入る薬を出してもらえます。
普段から飲んでいるお薬についてマルタで説明する必要がある場合、「くすりのしおり」などを使って、薬の説明を英文で印刷して持っていくと便利です。
英文の処方箋や診断書は、かかりつけのお医者さんにお願いすれば発行してもらえます。
また、マルタマルタでもこれらの書類をお預かりし、管理するサービスを提供していますので、必要な時はお気軽にご相談ください。
Q2. コンタクトが足りなくなった!マルタで作れますか?
マルタでは、眼科の処方箋がなくてもコンタクトレンズを買えるので、現地で特別に眼科検診を受ける必要はありません。
コンタクトレンズを薬と同じく、医薬品扱いで購入することができます。
日本で使われているバイオフィニティーやアキュビューオアシスなど、ヨーロッパ系メーカーのレンズも販売されています。
普段これらのレンズを使っている方は、マルタでも同じものを購入できるので安心です。
ただし、日本とマルタではレンズの度数表示が異なる場合があるため、購入する際には、今お使いのコンタクトレンズの箱を持参することをおすすめします。
また、コンタクトのケア用品もマルタで簡単に手に入りますので心配いりません。
Q3. 普段、漢方薬を飲んでいるのですが、マルタでも購入できますか?
マルタに自分で使用する分の漢方薬を持っていくことは可能ですが、マルタで漢方薬を購入することは難しいです。
そんななか、漢方薬の代用としておすすめなのがハーブです。
ヨーロッパでは、昔から症状を和らげたり治療するために広く使われてきました。
そのため、イギリスやマルタなどの国でもハーブを使った治療が一般的とされています。
日本にもさまざまな症状に合わせたハーブがヨーロッパ各国から輸入されているため、ヨーロッパのハーブには馴染みがある方もいらっしゃるかと思います。
実はヨーロッパのハーブの成分は、日本の薬草とほとんど同じことが多いので、ハーブ店の店員さんに相談して、自分に合ったハーブを見つけてみることをおすすめします。
Q4. マルタの病院治療でクレジットカードは使えますか。
マルタの病院では各種クレジットカードが利用可能です。