海外に行くなら知っておこう、マルタ留学ビザルールについて
Update 2024.11.01
※ビザ申請に関しては、必要書類やプロセスなど不明確な点が多い状況です。
ビザ申請に関してはマルタマルタまでお問い合わせください。
英語圏へ長期留学する場合、必須となる学生ビザ申請。
マルタの場合、90日以内の滞在であれば目的が観光であれ、英語の勉強であれ、ビザ申請手続きは不要です。
でも、もしあなたが90日以上の長期マルタ留学を検討しているのなら、日本国内での申請は不要なものの、マルタ到着後に所定の場所で手続きをしなければなりません。
このページでは、マルタでのビザ申請に向け、必要になる書類やどのくらいの費用がかかるのかをご紹介。
またビザ取得後ならアルバイトをすることができるかどうかについてもご案内していきます。
出発前にしっかりと事前準備をしておけば、困ることはありません。
それぞれの書類を着実に用意して、手続きの流れを確認し、安心して現地で滞在できるよう一緒に準備をしていきましょう。
Contents
そもそも日本人が海外へ渡航する場合に必要となる査証とは?
それでは早速マルタのビザについて説明をしていきたいと思うのですが、その前にビザ(査証)って何?と思われるあなたに、簡単な説明をさせてくださいね。
ビザ(査証)とは、日本人であるあなたが、海外の国々に入国するための許可証、となります。
日本という国は信用度が世界的にも高いことから、この入国許可証=ビザ(査証)を提示しなくても入国できる国がいくつもあります。
例を挙げればアメリカやカナダ、オーストラリアやニュージーランド、イギリスやヨーロッパ各国などキリがないほど。
しかし、これら日本人が無査証で入国できる国でも、滞在期間が長い場合や、入国目的によってはビザ(査証)申請が必須となります。
マルタ留学の場合の条件、またビザが必要な場合には申請にどのような書類、費用が必要となるのか紹介していきます。
マルタに入国する場合には大きく分けて2つの種類があります。
まず最初は日本人がシェンゲン協定加盟国に入国する場合に提供される、無査証での入国許可(シェンゲンビザともいいます)です。
シェンゲン協定とはヨーロッパの国家間の移動に対し、国境を検査なく超えることを認め合うもの。
この協定に加盟している国への入国に、日本国籍を有する場合は90日以内まで、観光や留学目的ならビザ申請をする必要はありません。
マルタもその加盟国なので、短期マルタ留学ならビザ申請は不要、ということになりますね。
もし90日以上、マルタに滞在をする場合にはビザ申請が必要となります。
長期マルタ滞在を目的とするビザには以下の種類があります。
マルタのビザの種類について
- 学生ビザ
- 労働ビザ
- 居住許可ビザ
- 投資家ビザ
- 永住ビザ
上記のうち、留学について必要になるのは学生ビザとなります。
マルタへの短期留学の場合に必要なビザ手続き
あなたのマルタ留学が短期間、90日未満の場合には必要な手続きは何もありません。
マルタまでの往復航空券が北回り、ヨーロッパいずれかの都市の場合には入国検査が各乗り継ぎ空港で行われますが、パスポートとEチケット(復路に利用するフライト情報が記載されたもの)を提示すれば顔をじろじろと見られ(これは入国管理官の仕事で悪意はありません)、時によってはカタコトの日本語でコンニチハなんて声をかけられて終わりです。
南回り、中東の場合にはマルタ空港到着時に入国審査になりますが、こちらの場合でも特に用意するものはなく、パスポートとEチケットを見せたら手続きは終了となります。
長期、3か月以上マルタ留学をする場合には
シェンゲン協定で認められた無査証での滞在許可期間、90日(約3か月)以上のマルタ留学なら、学生ビザの申請が必要となります。
とはいえ、マルタの学生ビザ申請は現地に到着してからの手続きでOK。
これから紹介させていただく必要書類や、申請費用、申請場所をしっかり確認できていれば問題ありません。
マルタマルタを通じて留学お手続きをしていただく場合には、ビザ申請の流れと、日本ご出発前のオリエンテーションで確認もさせていただきます。
他国よりも簡単、事前準備不要だけど現地到着後はお早目に
アメリカやカナダ、その他の国々の学生ビザ申請は基本的に日本を出発する前に申請、取得しておかなければなりません。
オンライン申請が増えてきているとはいえ、手続きに時間がかかったり、場合によっては日本国内の指定場所にあなたご自身が行く必要まであります。
その点、マルタ留学の場合には現地到着後に必要書類をそろえてバレッタにあるビザ申請センター(Malta Visa Application Centre)で手続きを行うだけ。
なのですが、マルタの学生ビザ発給には時間がかかることが多いこともあるため、現地到着後はできるだけ早く、参加する語学学校スタッフにビザ申請が必要であることをお申し出いただき、手続きを迅速に進めましょう。
マルタ留学の場合、ビザ申請は現地到着後です
マルタビザ申請センターは以下の住所となります。
マルタのビザセンター詳細 | ADDRESS Identity Malta Agency Head Office Valley Road, Msida, MSD 9020 Malta CUSTOMER CARE (+356) 2590 4000 CUSTOMER CARE OPENING HOURS Mon – Fri | 07:15 – 15:15 |
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語学学校の位置にもよりますが、セントジュリアン、スリーマから行く場合にはタクシーが手っ取り早いですが、バスを利用する場合には語学学校スタッフに経路を確認しておきましょう。
語学学校からの書類とあわせ必要なものを準備しておくこと
それでは実際に現地、ビザ申請センターに提出しなければならない書類を以下、ご案内します。
- ビザ申請用紙
申請用紙はこちらからご覧いただけます - パスポートおよびパスポートの全ページコピー
何も記載されていないページのコピーも必要です - マルタまでの往復航空券(Eチケット)
復路ご出発日が確定していない場合、最も長く滞在するであろう日に設定しておきましょう - 海外旅行(留学)傷害保険
日本出発日から、帰国日までをカバーしたもの、保険加入後に必ず英文付保証明書を作成してもらうこと - パスポートサイズの写真
背景白、裏面にサインをしておくこと、予備含め2枚用意しておくと良い - 英文残高証明書
利用している金融機関(銀行等)にユーロ建てで1日あたり38ユーロ以上の金額にて作成、日本出発予定日から1か月以内のものであること。
もし本人名義でなく保護者名義の場合、Affidavit of Support(扶養宣誓供述書)と保護者のパスポートコピーが必要 - 上記金融機関口座のキャッシュカードのコピー
- マルタ入国後に利用したATMのレシート
マルタでお金を引き出せるキャッシュカードを用意(金融機関にご相談ください)、現地到着後にお金を引き出してその時のレシートをとっておくこと - 参加する語学学校が用意する書面
入学許可書、学校費用支払い証明書、滞在先証明書(ホームステイやレジデンスなど)およびビザレター、ビザ申請前に必ず語学学校スタッフに確認しましょう
上記書類の中で分かりにくいのは、英文残高証明書ですね。
あなた自身の名義の口座であれば、必要金額を入金して金融機関スタッフにユーロ建て英文証明書を作成してください、とお願いするだけです(ビザ申請に必要なので一両日中に必要です、とひとこと添えると早く発給されます)。
もしご両親の口座で名義人が異なる場合には、名義人の方のパスポートコピー、および「あなたのマルタ滞在は名義人が保証します」といった書類、Affidavit of Supportにサインをしていただく必要があります。
マルタマルタで留学のお手続きをされる場合には、お申込みのタイミングにあらためてご案内をさせていただいております。
上記必要書類をそろえて、ビザ申請費用、66ユーロ(2019年12月現在、予定なく変更される可能性があります)を持って窓口にて手続きを進めます。
就労、アルバイトは可能?規則は厳守、破れば強制退国も
海外留学に関するお問合せのひとつに、現地アルバイトが可能かどうか、というご質問をいただくことがあります。
マルタ留学の場合にも、アルバイトが可能かどうか、気になりますよね。
海外で働く、ということについて、ビザルールとあわせご案内いたします。
海外で働く場合、その国のルールを守らなければなりません
日本から出て海外に行くと、あなたも外国人になります。
どの国であっても、基本的に外国人が就労する場合には許可が必要、その許可こそがビザ、査証です。
日本人は信用度が高いから無査証で入国を許可されている国は多いですが、働くことに関しては禁止。
もし働きたいのであれば、就労ビザを申請・取得するか、学生ビザでアルバイトが許可されている国で、ビザ申請手続きを行わなければなりません。
このルールを守らず、アルバイトをしていてもし摘発をされれば、強制帰国となるだけでなく、以降、日本から海外の国に行くことができなくなる可能性が非常に高くなります。
この点、くれぐれもご注意ください。
マルタ留学で学生ビザを申請した場合、有給就労は可能?
マルタ留学の場合、短期なら無査証、シェンゲンビザで90日までは滞在できますが、アルバイトは一切禁止。
では90日以上の学生ビザならアルバイトができるかどうか、についてですが、2018年4月以降、学生ビザを申請・取得した場合にはアルバイト可能、となりました。
ただし!以下の条件があります。
- 週20時間以内
- 滞在13週目以降
- 就労許可申請が必要
- 就労許可申請費用230ユーロの支払い
上記をクリアした場合のみ、アルバイトが可能。
なのですが、申請してから2か月以上経たないと就労許可がでない、マルタは最低賃金が安い、といったデメリットもあります。
語学学校に通い、学生ビザで滞在しているのであれば、学校出席率8割以上を維持しなければなりません。
海外での就労経験を持ちたい、と考える場合にも勉強とのバランスをしっかり守るようにしましょう。
マルタ留学ビザに関するまとめ
マルタでのビザ申請について紹介をさせていただきました。
あなたが長期マルタ留学を検討中で、まだ語学学校手続きがお決まりでない場合には是非、マルタマルタまでご連絡を。
学校手続き、ビザ申請含む全体の流れも含め、無料でサポートさせていただきます。
※誠に恐縮ながら、弊社へお申込みいただいたお客様へのサービスとなるため、ビザ申請に関するご質問のみのお問合せに関してはご案内いたしかねます、予めご了承くださいませ。