マルタの国民食「フティーラ」とは？留学・旅行で必食の激うまサンドイッチを徹底解説！

Update 2025.12.01

みなさん、地中海に浮かぶ美しい島、マルタの主食がパンであることをご存知ですか？

マルタパン（ホブス）は、外はカリッと、中はふっくらした食感と素朴な味わいが特徴で、地元の人々からこよなく愛される国民食です。

今回は、特にマルタへの旅行や留学で訪れたら、何度でも食べていただきたいマルタの国民食「フティーラ」を徹底的にご紹介します！

あわせて、マルタ料理のユニークな特徴や、日本人の口に合うのかといった不安も解消していくので、参考にご覧ください！

日本人にも親しみのある味！マルタ料理のユニークな特徴とは？

「マルタ料理とはどんなもの？」と聞かれても、あまり想像できませんよね。

マルタは地中海の中心という立地から、近隣諸国やさまざまな歴史・食文化の影響を複雑に受け、独自の料理文化が発展しました。

豊富な魚介類はもちろん、隣国イタリアの影響を受けたトマト、オリーブ、オリーブオイルを使った料理や、ヨーロッパやアラブから持ち込まれたスパイスや調味料を用いた料理もマルタを代表する定番料理です。

以下に、マルタを訪れたらぜひ試したい代表的な料理や食材を紹介します！

• アリオッタ：地中海の魚介を使った風味豊かなスープ
• ストゥファットタルフェネック：マルタの代表的な肉料理であるうさぎのシチュー
• ラハムイフォルン：風味豊かな羊肉のオーブン焼き
• ティンパーナ：パイ生地で包んで焼き上げた家庭の定番パスタ料理
• ゴゾチーズ：胡椒やハーブを加えたヤギのチーズ

地元で愛されるマルタパン（ホブス）の美味しさの秘密

ヨーロッパ諸国と同様にマルタでもパンが主食であり、マルタ語でパンは『Hobz（ホブス）』と呼ばれます。

主にホブスと呼ばれるのは真ん丸とした形のマルタパンのこと。

その他に、『Ftira（フティーラ）』と呼ばれるドーナツ状に穴の空いた平たいパンも有名です。

マルタパン（ホブス）が特別な理由

ホブスの多くは高温の窯で焼き上げるため、表面はパリパリ、中はしっとりふわふわ！

ちぎる時の音、食欲をそそる小麦の香りと、噛めば噛むほど深くなる味わいは五感の全てで楽しめます◎

フランスパンのパリパリ感ともフォカッチャのモチモチ感とも違う、マルタでしか味わえない美味しさです！

パンだけでも十分に美味しいですが、シンプルな味なのでさまざまな料理の付け合わせにも、アレンジ料理にももってこいなところが魅力の一つです！

マルタパンの味の決め手は、ずばりマルタの水

海水をろ過して淡水にしてからパン生地に練り込むため、絶妙な塩味が感じられる唯一無二のマルタの味が生まれます。

この飽きのこないマルタパンは、マルタの人たちから世代を超えてこよなく愛され続けています。

ユネスコ無形文化遺産！変幻自在の国民食「フティーラ」の魅力

ここからは、マルタの代名詞ともいえる「フティーラ」について詳しく解説します！

なんといっても、フティーラは2020年にユネスコの無形文化遺産に登録され、その料理芸術と文化が世界的に保護されています。

形も味も変幻自在な「フティーラ」

フティーラは、先ほどドーナツ型の穴が空いたパンだと述べましたが、実はそれだけに留まらず、形や味までも変幻自在に変化していきます。

• サンドイッチ（フティーラ）：具材を挟んだ定番のサンドイッチ
• ピザ型フティーラ：生地の上に具材を乗せた、耳が厚いピザのようなもの
• 包み焼き型ブルスケッタ：さまざまな具材を包んで焼いたもの
• ブルスケッタ型フティーラ：お好みの具材を上に乗せて食べる

マルタ留学に行った際は、このお店はどんなフティーラがあるのか聞いてから注文するもよし、何も聞かずに注文してお店ごとの具材やアレンジの違いを愉しむのもよし。

こんな楽しみ方ができるのも、フティーラの大きな魅力です！

【動画あり】マルタ名物「フティーラ」の作り方

まとめ：マルタ留学で自分好みのフティーラを見つけよう！

さまざまな国に支配されていた過去があるマルタ料理は、イタリアンのようであり、地中海料理やアラビア料理のような…一言では表すことのできない、独特の魅力を持った味わいです。

フティーラは、そんなマルタの歴史と食文化を象徴するような、形にとらわれない名物料理です。

マルタ留学に行った際は、街のパン屋さんで焼きたてのホブスを味わうこと、そして自分好みの極上のフティーラを見つける旅をぜひ楽しんでください！