【マルタ滞在】気になる現地の飲料水事情!
Update 2024.05.14
留学先や旅行先で水が口に合わず、体調を崩してしまった。といったことを見聞きしたこともあるかと思います。
水は毎日飲むもの。
せっかく海外に来たのに体調を崩して寝たきりなんてことになったら大変だし、時間がもったいなく感じますよね。
そこで今回は、マルタの飲料水事情について徹底解説していきます!
マルタの飲料水事情について事前に知っておくことで、マルタでの留学生活をより快適なものにできること間違いナシ◎
Contents
マルタの水質は?硬水と軟水の違いについて
水には大きく分けて「硬水」と「軟水」の2種類が存在します。
硬水と軟水の主な違いは、水に含まれるミネラル(主にカルシウムとマグネシウム)の量。
硬水と軟水の特徴は以下になります。
- 【硬水の特徴】
- ・多くのミネラルを含む水
- ・石けんが泡立ちにくい
- ・お茶やコーヒーの味に影響を与える可能性がある
- ・健康面では、カルシウムとマグネシウムの摂取源となる
- ・電化製品や配管にカルシウム析出物(スケール)が付着する可能性がある
- 【軟水の特徴】
- ・ミネラル含有量が少ない水
- ・石けんが泡立ちやすい
- ・お茶やコーヒーの味に影響が少ない
- ・健康面では、ミネラル不足の可能性がある
- ・電化製品や配管へのスケール付着が少ない
日本で飲まれている水やペットボトルで売られている水のほとんどは「軟水」
それに対し、マルタは「硬水」となります。
日本でも地域により異なる硬度の水が流れているため、硬水地域で生活している人はマルタに渡航した際に硬水を飲んでもあまり気にならないかもしれません。
日本人が海外でお水を飲んだときに体調を崩しちゃうのは、普段硬水を飲み慣れてないからなんだ!
普段、僕たちが口にしている飲料水の多くが軟水だから、いきなり硬水を飲むと体内の浸透圧バランスが崩れてしまって、結果体調を崩しちゃう人もいるんだ。
また、硬水は軟水と味も違うから特にお茶やコーヒーの味が変わりがち。
味が好きじゃないなーて人や、身体に合わないなーて人は軟水の飲料水を買って飲むことをおすすめするよ!
マルタの飲料水事情とは?
マルタでは飲料水を購入して飲むことが一般的。
水道水を飲料水として飲むことはできますが、基本的にはスーパーやコンビニで購入することがほとんど。
なぜ、マルタでは飲料水を購入して飲むことが一般的なのかを以下で詳しく説明していきます!
Q1. マルタの水道水は安心して飲めるの?
マルタの水道水はヨーロッパ及びWHOのガイドラインに沿っており、飲むこと自体は「安全」
ただし「安全性」と「美味しさ」は別問題!
マルタは日本と違い、水を貯めておく貯水槽がありません。
そのため、海水を処理して飲料水や生活水として使用しています。
場所によってはカルキの臭いが強かったり、海水っぽい味がしたり…。
また近場で道路・水道管工事などをしているとその影響で少し濁った水が出てくることも。
安全だけど飲むには美味しくないから、マルタではお店で販売されている飲料水を購入して飲むことが一般的。
なかには、水道水を飲んでいる人たちもいるよ!
マルタで水道水を飲むには、「濾過フィルター」を利用する必要があるんだ。
Q2. マルタで水道水を飲むには?
水道水を飲む際には上記のような「フィルター」がついたジャグに入れてから飲む必要があります。
こちらはスーパーで大体15〜20ユーロ程度で購入できます。
フィルターは2,3カ月毎に交換することが推奨されており、個包装のものがひとつ5ユーロ程度で販売されています。
Q3. マルタで飲料水を購入する方法とは?
次に「お店で販売している水」について。
こちらは大きく分けて「マルタ国内ブランド」と「国外ブランド」の二つがあります。
「マルタ国内ブランド」の水は「Kristal」「San Michel」「Fontan」などがあり、基本的に海水を濾過し飲料水として販売されていることがほとんど。
価格はリーズナブルで2リットルのボトル一本が約70セントほどです。
マルタマルタドットコムのスタッフのおすすめは「Kristal」
色々と飲み比べた結果、最も癖がなく飲みやすく感じたかな!
国外ブランドはさまざまで、イタリアやスイスの山岳地帯といった綺麗な水源でとれたミネラルウォーターであることが多いです。
輸入品であることから、値段は少しお高め。
イタリアの「Sant Anna」社の水は、1.5リットルボトル一本で1ユーロ程度。
どのお店でも10種類以上のブランドの飲料水が販売されているよ!
もちろん、大きいボトルだけじゃなくて小さいボトルのものも取り扱ってるよ。
僕のオススメは「サンベネデット」というお水で、アリタリア航空でも使われているよ!
Q4. マルタで飲料水をお得に購入するなら?
マルタで飲料水を買うならおすすめはまとめ買い。
マルタ国内ブランドのお水ですと単体1本だと70セント程度ですが、1パック6本入りですと3ユーロほど。一本50セントとなります!
そのため1パックを購入したくなりますが、2リットルx6本で1パック12キロ。なかなかの重さです。
購入場所が近場であるならまだしも、それ以外に食品を買うともっと重くなりますよね。
また体力に自信があっても、週に数回買いにいくのはちょっと面倒。
そんな時に便利なのがデリバリー!
フードデリバリー系のアプリなら「Bolt Food」「Wolt」。
スーパーからの直接購入のデリバリーなら「Greens」「Welbees」が人気!
「Bolt Food」「Wolt」については、以下の記事にまとめてあるから参考にしてみてね◎
https://maltamalta.com/plaza/blog/5841/#Bolt_FoodWolt
お店によっては送料が別途かかったり、一定金額購入することで無料になったりすることもあるため、色々と比較してみてください。
到着前、または到着時にデリバリーの方から電話が掛ってくることもあるため、配送時間近くになったら携帯電話をそばに置いておくことをおすすめします◎
マルタで空ボトルを処理する方法とは?
「飲み終わったボトルは捨てるんじゃないの?」と思われる方も多いかもしれませんが、マルタでは空のボトルを専用機械に入れリサイクルします。
ドイツやフィンランドといった大陸側では大分前から行われているようでしたが、マルタではこれが始まったのは数年ほど前から。比較的新しい取り組みです。
環境配慮が目的のこの取り組みですが、利用者にとっての大きなメリットは空のボトルが「1本10セント分」のバウチャーとなること。
この専用機ではペットボトル以外にも、ガラス・缶もリサイクルすることが可能。
リサイクル可能な容器には、値札に「BCRS Refundeable Deposit」と記載があり、その値段が含まれて販売されています。
バウチャーっていうとあまり聞き馴染みないかもしれないけど、
いわゆる「クーポン券」や「引換券」のこと!
このバウチャーを提示すると、お店によっては割引や引き換えをしてくれるよ◎
バウチャーは多くの店で利用でき、会計時に店員へ利用したい旨を伝えるだけでOK!
その後店員が適宜対応をし、会計分より引換券分が割引されます。
この際にバウチャーを複数枚出しても問題ありません。
ただし、このバウチャー分のおつりは戻ってこないので注意してくださいね。
その場合には店員さんが教えてくれます。
機械の場所はその取り組みを行っているBCRS公式ウェブサイトよりご確認ください。
リサイクル機械の使い方はとっても簡単!
今から使い方を説明するね!
Step1. 空のボトルを専用の機械のコンベアに乗せる
該当機械の穴のコンベアにボトルを乗せます。
リサイクル可能だった場合には、そのまま奥に入っていきます。
不可能な場合にははじき出されます。
- 【注意点】
- 1. 内側の赤いランプがバーコードを読み取り、リサイクル可能か判別しています。
- 2. バーコードが記載されているラベルが剥がれていたり、ついていてもボトルによっては受け付けてくれません。
- 3. ボトルがつぶれていると、受け付けてくれない場合があります。
- 4. 受け付けてくれたボトルでもバーコードがうまく読み取れない場合には、はじかれる場合があります。その際には何回か試してみましょう。
- 5. どうしてもダメな場合には諦めましょう。機械の横にゴミ箱も設置されているため、その際にはそちらに捨てます。
- 6. リサイクル機械の中がいっぱいになると、以下の画像のような画面が表示されます。電話をすることで、業者の方が来てくれますがすぐには来てくれないので、後日再挑戦することをおすすめします。
Step2. 画面の指示に従い、ボタンを押していく
リサイクルしたいボトルをすべて入れ終えたら、画面右下にある「Get Paid」をタップ。
次のページで「Print Voucher」を選択します。
Step3. バウチャーを受け取って完了!
その後、ボトル挿入口左側にある別の窓からバウチャーが出てきます。
今回は18本分入れたので、1ユーロ80セント分です。有効期限は発行日より1年間。
たかが10セント、されど10セント。ちょっとした節約にもなりそうだね!
マルタの飲料水事情まとめ
以上、現地マルタのリアルな飲料水事情についてでした!
日本と比べると異なる点がいくつもあると思いますが、役に立ちそうな情報はありましたか?
マルタの飲料水事情をまとめると以下の通り。
- ・水道水は安全で、別途購入したフィルターを通せば飲める。
- ・ボトル水を購入する際には消費量により都度購入、またはデリバリーが便利。
- ・ボトル水は1本10セントでバウチャーと交換ができる。
日本の方が利便性が高いため、不便と思われた方もいらっしゃるかと思います。
ただそれも海外に住むという貴重な経験の1つ。
事前に知って心構えをして、より楽しい留学ライフを満喫してくださいね!
マルタマルタドットコム編集部のカモメです。
日々楽しくて役立つ文章が書けるように奮闘中。
好きな食べ物は小魚🐠
マルタ留学について知りたいことがあったら、ボクに聞いてね!
調べた情報を頑張ってみんなにお届けするよ!