30+のコースは、その名の通り30歳以上のクラス。
30~40代がメインでしたが、リタイアしてもう一度英語を学び直すシニアもいるなど、年齢を 問わず落ち着いて参加できるコースです。
初日に簡単なテストがありクラス分けがされますが、し ばらく受講して合わなければクラスチェンジも可能です。
生徒数が多いため、クラスがいくつもあり、先生やクラスメンバーによって雰囲気が異な るのもひとつの魅力でした。

授業はナショナルジオグラフィック社が編集したテキストを中心に進められますが、このテキストは実用的な表現が多くワークブックやサイトを使って自習もできます。

またテキストだけでなく、講師独自の プリントやゲーム、映像、音楽などさまざまなツールを使って進められますので、飽きることはなく、グ ループワークは交流を深めることもできて楽しかったです。

通常クラスに加えて無料の発音クラス、 チャットクラスなどもありますので、さらに学びたいという人はそれらを受講するのも良いかなと思いました。

私は最初の2週間がホームステイ、後半が学生寮生活でしたがどちらも違う魅力があります。
ホームステイは滞在先によって差はありますが、私の場合は学校から歩いて15分、ビーチも5分で通学も 海沿いのプロムナードを歩くので毎日がリゾート気分でした。

ステイ先もプライベートバスのある大きなお部屋を使わせてもらい、料理好きのお母さんの野菜たっぷりの家庭料理を堪能しました。

ECマルタ校の学生寮は学校から歩いて10分、リビングやキッチンも広く、プライベートバスもあり充分な施設でした。

学生寮の楽しさはやはり自由に料理をしたり、他の学生と交流できること。

最終日には友人のアパートで日本食 を作りフェアウエルパーティをしたのがとてもよい思い出になっています。
まだ慣れていない海外でなんでも相談でき、食事のあるホームステイはとても安心できました。

ホストマザーとは仕事や暮らしの違いなどいろいろな話をしましたし、本当にマルタのお母さんができたように感じられました。

ただマルタは光熱費が高いので電気や水の使い方は省エネに気をつけることは 気をつけてください。

私もクラスメイトと週末はビーチに行ったり自宅近くで泳いだりとリゾートの魅力も堪能しました。
マルタは9月、10月でも十分泳げる気候ですし、バカンスシーズンを外した方が、かえって静かで落ち着いているようです。

週末は隣のゴゾ島にクラスメイトと訪れたり、フェリーで1時間半のイタリア、シチリア島に行ったり、マルタを少し離れるとまた魅力的な場所がたくさんあります。

LCCも発達しているので長期に滞在している学生は、イタリア・ベネチアやフランス・パリ、ギリシャなど気軽に欧州を楽しむ人も多かったです。

学校のアクティビティもほぼ毎日あります。
私もECマルタ校のプランを通じてサッカーワールドカップ予選でマルタを応援したり、世界遺産の首都バレッタのお祭りに行ったりしました。

マルタ島はそれほど広くなくバス交通が発達しているので、自分でどこでもアクセスできることも大きな魅力です。

ECマルタ校で午後にクラスが始まる前に、友人とブルーグロットと呼ばれる青の洞窟を小舟で周り、ピラミッドより古い巨石遺跡を見るといったことも可能でした。

午前の授業の時は、午後からイムディーナという古都をバスで訪れて夕食を楽しんで戻るなど、その日の授業の予定に合わせて観光も十分楽しめます。

マルタ生活中の食事は、イタリアンに近い地中海料理がメインです。
島国ですのでもちろんシーフードは豊富、うさぎや馬といったジビエ料理もあります。
地元のマルタワインもおいしく、酸化防止剤が入っていないので、二日酔いも少なくナチュラルです。
日曜日にマルサシュロックマーケットに行く と豊富なシーフードや新鮮な野菜、地元の塩やオリーブオイル、はちみつ、 チーズといったローカルフードに出会えます。

マルタ語学留学は、語学学習だけでなく地中海や欧州の暮らしを体験できること、そして治安が良く美しい場所でさまざまなバックグラウンドをもった人たちと交流できることが何よりの魅力です。

誰も知らない場所に飛び込むのは最初不安もありますが、マルタの人たちの優しさとよく考えられた学校のプログラムによって友人が世界中にでき、美しい地中海でリフレッシュし、自分の今後をじっくり考える宝物のような時間となりました。