

【マルタのフェリー】ルートや運航会社、乗船方法から注意点までまとめて解説!
Update 2025.09.16

マルタの主な交通手段は、バス・フェリー・タクシーの3つ。
なかでもフェリーは、マルタを代表する観光地であるゴゾ島やコミノ島に行くには必須の交通手段であり、マルタ島とゴゾ島、コミノ島を結ぶだけでなく、主要都市間の移動にも便利な海上交通機関です。
この記事では、マルタのフェリー運航会社3社と4つの運航ルート、利用する際の注意点について解説します!
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マルタのフェリー運航会社3社と4つのルート

マルタでは3つの運航会社が、島々や主要都市を結ぶ4つのルートを運航しています。
- ゴゾチャンネル
- ヴァレッタフェリー
- ゴゾ ハイスピードフェリー
以下では、3つのフェリー運航会社と4つの運航ルートについて解説していきます!
①ゴゾチャンネル(ゴゾのイムジャール⇔マルタのチェルケウア)
マルタでフェリーといえば、まず最初に名前が上がるのが「Gozo Channel」というくらい、誰もが知っているフェリーサービスになります。
マルタ島とゴゾ島をつなぐこのフェリーは、人だけでなく車や物資も運ぶ、島の人たちにとって大切な交通手段です。
25分で渡れる短い航路ですが、車ごと乗船できるカーフェリーのため、船は大きく、頑丈にできています。
ゴゾチャンネルのフェリーは、マルタ島北西部のチェルケウア港⇔ゴゾ島のイムジャール港間を運航しています。
乗船時間は短いですが、船内には軽食や飲み物が買える売店があり、テーブル席が多いのが特徴です。揺れも少ないため、快適に過ごすことができます。
なお、学校が多く集まるスリーマ・セントジュリアン地区からチェルケウアのフェリーターミナルまで路線バスで約1時間かかるため、移動の際は余裕を持って行動することをおすすめします◎
フェリーの乗船方法は少し特殊です。
まず、マルタ島からゴゾ島へ向かう際は、チケットの購入は不要です。
そのまま乗船してください!
チケットは、ゴゾ島のフェリーターミナルで往復分を購入する、という流れになります。
なお、週末の夕方にゴゾ島からマルタ島へ移動する場合、フェリーターミナルの券売機が非常に混み合うことが多いです。
そのため、マルタ島からゴゾ島に移動したら、観光に出発する前にまず帰りのチケットを購入しておくことをおすすめします◎
- 所要時間: 約25分
- 運航状況: 夏期は毎日24時間運航、冬期は毎日早朝から深夜まで運航 約30-45分に1本 ※時期や時間帯によって変動します
- 往復費用: 大人1人あたり €4.65(約800円) ※年齢や時期、車両乗船の有無によって異なります
- URL: Gozo Channel
このフェリーからは途中でコミノ島の青い綺麗な海が見えるよ!
②ヴァレッタフェリー(スリーマ⇔ヴァレッタとヴァレッタ⇔スリーシティーズ)
「Valletta Ferry Services」は、通勤や観光に使われている都市間のフェリー。
スリーマ⇔ヴァレッタ間や、ヴァレッタ⇔スリーシティーズ間は、どちらもバスで移動できますが、湾をぐるりと回り込むため意外と時間がかかります。
バスよりは本数が少ないものの、フェリーを利用すれば湾を横切って移動できるため、移動時間の短縮になります。
冬はちょっと寒いですが、夏の移動は気持ちがいいため、暖かい季節はバスではなくフェリーでバレッタ通勤している方も多いです。
- 所要時間: 約15分
- 運航状況: 毎日 約30分に1本 ※時期や時間帯によって変動します
- 運賃:片道€2.5 往復€4.5 ※年齢、時間帯によって異なります
- URL: Valletta Ferry Services
スリーマ発バレッタ行きのフェリーからは、マルサイムシェット湾からみた一番象徴的なヴァレッタの景色を楽しむことができるよ!
また、スリーシティーズ側からはグランドハーバーから見たヴァレッタを堪能することができるんだ✨
マルタの道は結構混むことが多いから、観光がてらフェリーを使ってみてね⛴️!
③ゴゾ ハイスピードフェリー(ゴゾのイムジャール⇔ヴァレッタのグランドハーバー)
「Gozo Highspeed Ferry」は、2021年6月からサービスが始まったフェリーです。
それまで、マルタ島とゴゾ島を結ぶフェリーはチェルケウア港発着の「Gozo Channel」が主流でしたが、このハイスピードフェリーの登場により、ヴァレッタのグランドハーバーとゴゾ島を直接結ぶルートが誕生し、移動の選択肢が増えました。
ゴゾ・ハイスピードフェリーは、車両を乗せることができず、乗客の移動に特化したサービスです。
他のフェリーに比べて移動距離が長いため、乗船時間は約45分とやや長め。船内には売店などはありません。
チェルケウア港を経由せず、マルタ島の都市部に直接アクセスしたい人にとって、非常に便利なサービスといえるでしょう◎
また、フェリーはクルーズ船と同じくヴァレッタのグランドハーバーに入港するため、海から眺めるヴァレッタの迫力ある景観を間近で楽しむこともできます。
- 所要時間: 約45分
- 運航状況: 毎日 約60分に1本 ※時期や時間帯によって変動します
- 運賃:片道€7.5 、オンラインで事前購入の場合往復€12 ※年齢、時間帯によって異なります
- URL: Gozo Highspeed Ferry
Gozo Channelより小型で揺れやすいので、スーツケースのような大きな荷物がある人や船酔いが心配な人、風が強い日はGozo Channelがおすすめだよ⛴️
【番外編】 マルタ島 ⇔ コミノ島
コミノ島は無人島のため、公共の交通機関は運航していません。
そのため、コミノ島へのアクセスは、ツアーを利用するかボートを利用する必要があります。
ツアーに参加する場合、多くの場合はスリーマからクルーズを楽しみながらコミノに向かう事になります。
自力でのアクセスを希望する場合は、マルタ島のチェルケウワやマルファといった北部から、またはゴゾ島のイムジャール港から出航しているボートでアクセスが可能です◎
留学生や観光客の多くが利用するのは、「Comino Ferries」や「Ebsons Comino Ferries」といった会社です。
「フェリー」という名前がついていますが、実際は小型のスピードボートになるため、スーツケースのような大きな荷物は持って乗船することが出来ません。
コミノ島へはマルタ島から約20分、ゴゾ島から約15分で行けます。
コミノから戻ってくる時は、Cave Tourと書いてある時間のボートに乗ると海が綺麗に見える洞窟を経由してくれるよ🚣
留学時期によって運航スケジュールが異なるから、事前に確認しておくのがおすすめだよ!
フェリーのルートや時刻表の確認方法

フェリーのルートや時刻表については、各フェリー会社の公式会社で事前に確認することができます。
フェリー乗り場にも時刻表があるため現地で確認することも可能ですが、待ち時間を要するため、事前に確認しておくことをおすすめします◎
Googleマップの「経路検索」でもフェリーを含んだ交通手段を確認することができるよ🗺️
表示されるルートには、フェリーの乗降場所、運行時間、所要時間などが含まれるよ!
- 【GoogleMapsでの経路検索】
- 1. Google マップを開く
- 2. 「出発地」と「目的地」を入力する
- 3. 移動手段のアイコンの中から、「(🚃公共交通機関)」を選択
※フェリーの運航情報は天候などによって急に変更になる場合もあるため、正確な情報が必要な場合は各フェリー会社の公式サイトも併せて確認することをおすすめします。
マルタのフェリー利用時の注意点とアドバイス

フェリーを利用する際に知っておくと良いポイントをいくつかご紹介します!
フェリーを乗る際の注意点① 船酔いに注意
マルタのフェリーは比較的安定していますが、波が高い日は揺れることがあります。
乗り物酔いしやすい方は、酔い止めを準備しておくと安心です◎
フェリーを乗る際の注意点② 時間に余裕を持つ
週末の朝にマルタ島を出発するフェリーや、週末の夕方にゴゾ島を出発するフェリーは、混み合うことが予想されます。
特に土日のゴゾ島イムジャール港発の16時台、17時台のフェリーはチケット売り場が長蛇の列になる事が多いです。
そのため、帰りは早めにフェリーターミナルに戻る、またはゴゾ島到着時にチケットを先に買っておくことをおすすめします◎
フェリーを乗る際の注意点③ 天候に左右されやすい
天候が荒れたり、波が高くなったりすると、フェリーが欠航したり遅延したりすることがあります。
特に冬場は、事前に運航情報を確認しておくことをおすすめします◎
フェリーを乗る際の注意点④ グランドハーバーのイベントに注意
マルタの祝日にバレッタのグランドハーバー発着のフェリーに乗船する場合、イベントでグランドハーバーへの入港が中止になっていないかを確認するようにしてください。
花火大会やレタッガボートレース、ロレックスミドルシーレースのような、海上で行われるイベント実施日の特定の時間は、グランドハーバー発着のフェリーが運休されることがあるため注意が必要です。
マルタのフェリーについてのまとめ

今回はマルタのフェリーの乗り方や利用方法について解説しました。
フェリーは、マルタ島とゴゾ島、コミノ島を結ぶ重要な交通手段です。移動時間を短縮できるだけでなく、海上から美しい景色を眺めることができるのも大きな魅力です。
マルタへ旅行や留学で足を運ぶ際には、ぜひフェリーを利用して、マルタの海を満喫してみてくださいね!

マルタマルタドットコム編集部のカモメです。
日々楽しくて役立つ文章が書けるように奮闘中。
好きな食べ物は小魚🐠
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