

電子ホワイトボード(電子黒板)で繰り広げられる未来の英語授業

2001年にマルタに留学してから、19年間マルタの語学学校の状況や授業内容を見つづけているマルタマルタドットコムでは、今でもマルタに視察に行った際に、さまざまな学校でレッスンに参加させてもらっています。
長い間レッスンに参加する中で「英語の教授法が大きく変わった!!」と思える出来事は、2013年頃からの電子ホワイトボード(電子黒板)の設置です、これは本当に衝撃的でした。
この電子ホワイトボード、実は英語の本場であるイギリスやアメリカよりもマルタが採用率が高い、ということをご存じでしょうか?。
フィリピンに数ある語学学校で電子ホワイトボードを導入しているところを私はまだ見たことがありません。
今回、まだまだ体験した方が少ない電子ホワイトボードについて、語学教師の免許を持っている岩田が、「どうして電子ホワイトボードを強くおすすめしているのか」詳しく説明していきます。
良い学校を選ぶコツその1、電子ホワイトボード

マルタ留学を検討する場合、誰もが悩む学校選び。
良い語学学校を選ぶポイントのひとつとして、私は電子ホワイトボードを導入しているかどうかを指標として考えています。
電子ホワイトボードってなんだろう?
「電子ホワイトボードってなんだろう?」って思われる方も多いのではないでしょうか?
電子ホワイトボードは別名、電子黒板、インタラクティブホワイトボード、スターボード、スマートボード、デジタルホワイトボードなど、様々な名前で呼ばれています。
一言で説明すれば、電子ホワイトボードは巨大なiPadのようなもので、現在では英語だけでなく教育業界で大注目されている設備。
この電子ホワイトボードですが、電源をオフにしていればただのホワイトボード、電源をオンにすれば、パソコンとしても使えるため下記のことができるようになります。
- キーボードを使って打ち込める。
- ペンを使って書き込める。
- グーグル検索で写真検索をして、その写真を切り取って貼り付けられる。
- Youtubeからジャスティンビーバーの新曲を流して、歌詞の説明したりできる。
- 先週の文法説明の画面に一瞬にして戻すことができる。
つまり、ホワイトボード自体が巨大なiPadのようなもので、先生は今まで通り書くだけではなく、Googleで調べたり、切り取って貼ったりと、いろいろな表現や説明ができるわけです。
電子ホワイトボードがない授業の場合

「スターウォーズのC3PO」の話が例えば授業で出てきた場合、今までの授業ではこんな説明を先生はしていました。
「スターウォーズのキャラクターで、金色のロボット。隣に仲良しのR2D2という丸っこいロボットがあってだな」って説明しながら先生によっては即興で絵を描いたり、スターウォーズのテーマソングを歌ったりしてたと思います。
とはいうものの、先生によっては画力がなかったり、国によってはタイトルが異なるため生徒全員がその単語や文化を共有できないことが多くありました。
電子ホワイトボードがあるとどうなるのか?

電子ホワイトボードがあれば、先生は生徒にGOOGLE検索で「C3PO」の画像やスターウォーズの動画を出して、下記の説明を加えることが簡単に行えますよね。
「ほら、これがC3POっていうキャラクターで銀河系のほとんどの言語ができるすごいドロイド。」などと簡単に写真を見せながら説明ができます。
さらに、他の人気キャラクターのヨーダやチューバッカの写真も見せて説明を加えたり、画像を切り取って黒板に貼って視覚的に残しておくことができるようになりました。
電子ホワイトボードの大きな利点

- 単語や物事の説明の際に先生はGoogleなどを検索して、写真や動画などを生徒に見せて説明をすることができる。
- 単語や文化を詳しく説明や画像で見せることで、生徒みんながおなじ共有ができるようなった。
動画で電子ホワイトボードの授業を簡単に体験してみよう。
- 電子ホワイトボード用の教材も細かく楽しむことができ、生徒が黒板に来て消したりすることも可能
- 電子ホワイトボードは保存されるので、2日前の授業の文法の説明部分を再度表示して簡単に説明・修正できます
電子ホワイトボードがあることが語学学校を選ぶポイントの一つに

電子ホワイトボードの設置は学校を19年見てきた観点から言うと、学校を選ぶ凄く大きなポイントになると考えています。
学校をチェックする時には下記の3つが大きな差が出る部分です。
- 設備に投資して生徒が喜ぶ環境にしているか。
- 先生をきちんと育てているか。
- 新しい教材を使って教えているか
電子ホワイトボードはこの3つのバランスがうまく揃う設備なのですが、なぜそう感じられるのでしょうか?
長年マルタの留学を見てきた観点から、さらに説明させてください。
電子ホワイトボードがあるメリットその1:生徒の未来に資金投入しているかがわかる

電子ホワイトボードですが、普通のホワイトボードと異なりタッチボード付のパソコンのがついているため、確実にコストは高くなります。
では、電子ホワイトボードの学校の学費は高く、電子ホワイトボードのない学校の学費は安いのでしょうか?
実は大規模で学費の高い学校でも、100教室中オリエンテーション用の6教室程度だけしか電子ホワイトボードを採用していない学校もあります。
逆に、値段が安い学校だったとしても、15教室のほとんどに電子ホワイトボードを採用している学校もあるので、電子ホワイトボードが学費に影響はしていないと考えられます。
学校側がきちんと生徒の英語を育てていきたい、施設にお金をかけて今後も長く生徒を呼びたい、育てたい、と考えて、電子ホワイトボード設備に投資をします。
本当に生徒の未来の英語力をきちんと考えて投資できているか、見極めることができるわけですね。
電子ホワイトボードがあるメリットその2:先生のスキルもアップ

せっかく電子ホワイトボードを設置しても、先生を育てなければ授業で使ってもらえません。
実は、電子ホワイトボードが使える先生を育てるのはかなり大変なのです。
私も日本語教師の免許を持っていたのですが、「先生」という職種の人は自分の教授法出来上がったら、小さいバージョンアップしかしたがりません。
電子ホワイトボードの授業は大幅なバージョンアップになるので、先生は教えるためにすることが増え、電子ホワイトボードの教授法を覚えるまで結構大変なので嫌がる傾向が多いのです。
「電子ホワイトボードは入れたけど、使い方がわからないから先生が使わないで授業する。」と言うことが起こる可能性もあるんですね。
そのためには、学校はしっかり先生を育てなければなりません。
例で言えば、ECという語学学校は電子ホワイトボード採用率が100%で全ての教室に設置した後、先生に使い方を指導教官がしっかり全ての先生に教え込みました。
その際に学校は先生に対し大変厳しく、「電子ホワイトボードの使い方を勉強しなかったり、協力しなかった場合は退職してもらっても構わない」という覚悟で臨んだと聞いています。
結果、ECでは全ての先生が電子ホワイトボードの最新の授業をすべての先生ができるようになり、ビジュアル的に魅力的な授業に変わりました。
現在、電子ホワイトボードの使い方を覚えた先生は、教材や内容によって電子ホワイトボードと今まで通りのホワイトボードとプリントだけで指導したり、その場面でうまく指導をしているため、授業の展開の仕方に幅が広がったと言われています。
電子ホワイトボードの先生は、通常のホワイトボードに加えて電子ホワイトボードも使えるため、若くても教授法を勉強していてしっかりした授業をする。
電子ホワイトボードがあるメリットその3:教材が最新のものが多い

最新で快適な英語授業を提供できるように、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学付属の英語研究機関では電子ホワイトボード用の教材を先生に配布しています。
また授業の展開の仕方なども先生に配信しているため、電子ホワイトボードがある学校の先生は、最新の英語教授法に触れており、それを使って授業をしています。
最先端の語学教育メソッド、教材を使って英語の勉強できるのは、大きなプラスです。
電子ホワイトボードのメリットと語学学校選びのポイントまとめ

電子ホワイトボードを75%以上使っている学校をマルタマルタは重視してます。
語学学校ECやACE、LINGUATIME、GVやEASY、AM、eti、BELS、IHでは電子ホワイトボード採用率100%です。
注:授業の内容によっては、通常のホワイトボードとプリントの授業だけの場合もあるのでご理解ください。
マルタマルタドットコムの学校紹介ページには、電子ホワイトボードが何教室、どれくらいの割合で設置されているか採用率が書かれています。
価格も細かく計算できるので、是非是非シミュレーションしてみてくださいね。
ここまでこだわって学校を細かく見てるのはマルタマルタドットコムだけ!
是非カウンセリングで他とは一味違う学校選びをお楽しみください。

