

マルタ大学留学体験談、進学でもおすすめです
公開日 2021年1月25日 最終更新日 2023年08月15日

私がマルタに興味を持ったのは留学先を探し始めてからでした。それはまでは、こんな小さな国のことは全く知りませんでした。
それでも、たくさんの綺麗な海の写真、ヨーロッパにおいての立地の良さや、物価が安いことなどの魅力に惹かれて行きました。
その中でもマルタに留学する一番大きな、決定的な理由は大学で学ぶための敷居が他の国に比べ低かったところです。
今回は、大学に必要な英語力についてだけでなく学べることや、さらにアクティビティについても紹介したいと思います。
Contents
マルタ大学で科目履修、私の現地学生生活・留学体験談

私がマルタ大学で取った授業は基本的に芸術関係のものが8割を占めていました。私自身日本でも芸術学を学んでいて、ヨーロッパの芸術学に興味があったからです。
しかし、授業の種類は想像以上でした。
さすがヨーロッパ、本当に様々なアートの授業がありました。
日本では興味があったけど手を出せていなかった現代アートのクラスや、プログラミング、ディグリープラスという課外授業のようなものですが絵を描くクラスもありました。
一般大学なのにこれだけ様々なアートの授業があるのはやっぱりワクワクしますね。
残りの2割について、1つはマーケティングのクラスです。
様々な世界の有名企業のマーケティングについて学べるときいて興味を持ちました。
しかし日本でも学んだことがない学部の授業、英語でついていけるか不安で一度だけ顔を出して見て決めようと思い参加してみました。

そしたら、私でも知っているいるコカコーラやマクドナルドなどの話で、ブランド名だけでもわかればついて行けなくてもあとでググればついて行けるかもしれないと挑戦してみることにしました。
そしてもう一つは英語のクラス。
言語学校でするような文法や会話の授業ではなく日本でもとるようなレポートの書き方の授業の英語版のようなものです。
この授業をとっているのは留学生ばかりで、留学生どうし仲良くなることもできました。
私のマルタでの現地生活・大学生バージョンは学生というよりもバカンスといった方が近い生活でした。
Visiting Student(学部外生)として留学していたため、履修できる授業数がとても少なかったです。
さらに、現地の大学生も日本の大学のように毎日授業という人はとても少ないようでした。
生活バランスを大事にするヨーロッパ人は半々くらいの割合で学校に通っているようでした。
しかし課題の量は多いため、勉強時間は合計するとたいして変わらないですね。
単位取得・科目を取るために必要な成績と英語力

語学学校ECマルタ校からマルタ大学に行く場合、基本的にはアッパーインタミディエイトを修了しプレアドバンスの試験に合格する必要があります。
文法的なことだけでなく語彙力や日本人が苦手なアーティクル(冠詞)を使いこなすことが必要になります。
私は文法が苦手で、スピーキングとリスニングが得意なタイプなので文法の勉強に力を入れていました。
また長文をかくのもテストの中に含まれているのですが、そこは中学生の時に学んだような単語や熟語などでもいいのでスペルミスや文法をまちがえないようにしました。
日本では簡単として教えられている単語や熟語が難しく、難しいものが簡単とされることも往々にしてあるので既存の価値観は捨て、プライドも捨て分からないことは分からない、思ったことを口に出すことが上達への近道です。
ちなみに大学に行くためには日本の大学の成績表(英語バージョン)が必要ですが、それは成績レベルを見せるためではなく今まで履修した授業の確認なので緊張する必要はありません。
語学学校ECマルタ校でアドバンスになろうとなるまいと、マルタ大学で求められる英語レベルは桁違い。
語学学校でトップレベルでも、大学では下から数える方が早いほど。

ヨーロッパの交換留学システムでマルタ大学にいる留学生を除けば、みんなネイティブレベルのスピードで話しますし、新しい単語が30秒に一個は出てきます。
でも、ちゃんと喋れる人は理解しようと努めてくれますし分からなければ簡単な単語に変えてくれます。
引け目を感じずにどんどん発言することがありきたりですが大事です。
マルタ大学のキャンパスの様子と学内で出会う人たち

キャンパスにいる人はマルタ人(正規学生)、その他のヨーロッパ人(正規学生)、ヨーロッパ人(交換留学生)、マルタ人(社会人学生)、そしてビジティング学生です。
また、学内のカフェだけでなく、学校の周りにもいくつか飲食店などがありそこでお昼をとることも多かったです。
ヨーロッパ内の交換留学生に向けて、交流を深めるために学生団体、サークルのようなものがあります。
マルタ大学の各種パーティー、イベントに参加するとたくさん友人を作ることができます。
マルタ大学のキャンパスは、日本の一般的な大学を少し古くしたような作りです。
内装は建物によって様々で、小学校を思い出すような教室や、映画館のようなソファ席の教室、図工室など様々で楽しく過ごせます。最初の頃はキャンパス内の移動が大変でした。
大きな建物が一つというより、様々な建物がたくさん小さく散らばっているので、移動を小走りで行うときもありました。
学生がいつもいるので賑わっていますが、治安が悪い感じもなく居心地のいい空間です。

外で勉強ができるようテーブル椅子がある場所であったり、ベンチなどもたくさんあるので気分転換も可能。
Wi-Fi環境も良く、課題をするとき英語の勉強をするときいつでもインターネットを使うことができました。
現地生活、勉強もアクティビティも充実しています
マルタ大学で勉強している間の留学生活、暮らしていた場所やアクティビティについて紹介していきます。
滞在方法とマルタ大学での留学に必要になった費用について

マルタ大学に通っていた時はスリーマのアパートを借りて住んでいました。
シェアをしてスペイン人3人、フランス人一人と住んでいました。大学の寮もあるのですが、街へのアクセスが悪く(大学へはバスが出ている)海近くでもなかったので私は自分で借りることにしました。
1ヵ月550ユーロで一人部屋、シャワートイレも自分の部屋にありベランダもついていたのでとても快適に住むことができました。
マルタ大学で必要だったのは、マルタ大学の学費にプラスで先ほどのキャンパスライフで紹介したヨーロッパの交換留学生向けの団体の身分証明書(学生証)の購入の15ユーロ、絵のクラスの必要品30ユーロ、ディグリープラスの参加費15ユーロでした。
スリーマからはバスに乗って通っていたのですが、学生用のバスチケットをつくると一ヶ月20ユーロ分、国が振り込んでくれるので交通費は無料でした。
マルタ大学在学中に参加したアクティビティ

大学の課外活動で一番面白かったのは、サーフィンです。
簡単な部活のようなスタイルで好きな時に参加すればいいだけなんですが、とても楽しかったです。
もともとサーフィンに興味があったので嬉しいサプライズでした。
私が行った時は、コロナの影響でなくなってしまったのですが、サッカーチームのマネージャーみたいなことの募集もありました。
またこれも無くなったのですが、留学生でギリシャやイギリスに旅行する企画もあり、とても楽しそうでした。
ディグリープラスで私は絵のクラスを選択しましたが、ファッションやダンス、スポーツも選べます。
友人は、筋トレのクラスを撮っていましたがとても楽しそうでした。
体を動かしたり何かを作る授業が多いので、他の生徒との交流にも繋がりとても好きなクラスでした。
マルタ大学留学体験談まとめ、絶対おすすめです

マルタ留学全体で、私の一番の宝物となったのは国を超えた友人です。
日本にいたら出会えなかった外国のみんなはもちろん日本人の友人もいます。
語学学校でや大学でできた友人、たまたまスーパーで仲良くなった人、たくさんの人に出会えました。
たくさんの価値観、文化に触れたことで自分を変えないとと焦っていた自分がバカバカしくなるほどみんな自由で楽しい日々でした。
マルタ大学での学びも、自主的に興味のあることをどんどん調べてみることだったり、まずはポートフォリオを作ることだったり、まずやってみるという勉強法を知ることができました。
日本とは全く違うことが重視されている授業はとても楽しく刺激的でした。
ヨーロッパだけでなく、アジア、南アメリカやアメリカなど世界中の国から学生が集まるマルタ留学は本当におすすめです。

2001年にマルタ島に1年留学後にマルタマルタドットコムを開設。
マルタ留学の詳細はもちろんマルタ島の生活情報まで幅広く細かい情報を提供中。
お客様が得をする留学アレンジが得意。

